かかりつけ医に
本研究を紹介された
足の血流が悪い
と感じる
糖尿病をお持ちで、
以前より
歩けなくなって
きたと感じている
下肢動脈疾患末梢動脈疾患
閉塞性動脈硬化症
と医師に指摘されたことがある
足の動脈硬化や、心肺機能・筋力・神経伝達、関節の動きなどの多角的な歩行機能の検査を、初回検査を受けたあと、5年間にわたり受けることができます。
今後の健康管理にお役立てください。
みなさまのご協力により、新しい治療開発のきっかけなど、将来の医療の進歩に貢献できる可能性があります。
日本フットケア・足病医学会 理事長
神戸大学大学院医学研究科 形成外科学
教授
寺師 浩人 先生
1986年大分医科大学(現 大分大学)医学部医学科卒業後、大分医科大学附属病院 皮膚科形成外科診療班 研修医。その後、兵庫県立こども病院形成外科、大分医科大学附属病院皮膚科形成外科診療班、健和会大手町病院形成外科、米ミシガン大学医学部形成外科Visiting Research Investigatorなどを経て、2012年より神戸大学大学院医学研究科 教授。2019年に日本フットケア・足病医学会 理事長に就任。
寿命を考えるにあたって多くの方が、がんや脳卒中、心筋梗塞などの大きな病気にならないようにと考えると思いますが、ご高齢になった時に「ご自身の足でトイレに行けるか」「ご自身の歩行機能をどれだけ長く維持できるか」については、あまり想像されていないのではないでしょうか。
私は20年以上、足の動脈硬化(下肢動脈疾患:LEAD)などにより血流が悪くなってできた足のキズの治療をしてきましたが、実は患者さんの約4分の1は初診時に既に歩行機能を失っています。つまり、だんだんと足腰が弱り、足の動脈硬化が進行し、いつの間にか足にキズができて、受診する頃には歩行が困難となっている。キズの治療で足を失う場合もあり、キズが治れば歩行機能が回復するとも限らず、結果的に生活の質の低下やフレイルにつながっていく。そんな患者さんを多く診てきました。
私たちは、こうした患者さんを救うためには、早い段階からの「予防」が重要だと考えています。しかし、いまだ足の動脈硬化の病態などについてわかっていないことが多く、まずはそれらを明らかにする必要があります。そこで私たちは足の動脈硬化と身体機能の関連について5年に渡って調査することとしました。多くの方々がこの研究にご参加いただくことで、病気の特徴や経過を捉えることができれば、予防法の確立に貢献することができ、患者さんだけでなく、将来の医療や社会、私たちの生活や歩行を守ることにつながります。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
「足の動脈硬化」をご存じですか?
足の血管も、脳や心臓と同じように老化や生活習慣病などで動脈硬化を起こします。進行すると常に足が痛んだり、治りにくい傷や足の壊疽(えそ)にもつながります。その結果、足や歩行を失い、寝たきりになってしまうかもしれません。
この動画では、足の動脈硬化の進み方や症状、将来起こり得るリスクなどについて、わかりやすく解説します。
フレイル(虚弱)とは、寝たきりや日常的に誰かの介助を必要とする要介護状態と、健康状態の間の状態のことをいいます。日本の高齢者の約6割がフレイルまたはその一歩手前の状態と言われていますが、早期対策・予防で健康寿命を伸ばせる可能性もあります。 この動画では、フレイルとは何か、チェック方法や要因、予防方法などをわかりやすく解説します。
本研究は、日本フットケア・足病医学会と、医療法人社団 恵智会の共同研究です。足の動脈硬化とフレイルの関連等をさまざまな検査を通して、5年間、観察する研究です(診断や治療的介入(薬剤投与や生活指導など)は行いません)。
ご参加いただいた場合、おおむね同じ時期に2日間もしくは3日間に分けて血管年齢やフレイル、歩き方の検査などの測定を行います。受けていただく検査項目は人により異なります。
私たち日本人の足の動脈硬化の進行やフレイルとの関連性の詳細は、明らかになっていないことが多くあります。 足の動脈硬化の病態解明やフレイルとの関連性を調べることを目的に実施し、足の動脈硬化やフレイルの予防の達成を目指します。
※ 足の切断や創傷の治療歴がある方等は参加ができない場合があります。詳細はお問い合わせください。
参加期間:5年間、定期的に検査を受けていただきます。
来院回数:毎年おおむね同じ時期に2日間もしくは3日間に分けてお越しいただきます。
※受けていただく検査項目は人により異なります。
日本フットケア・足病医学会 臨床研究センターは約400㎡の広さを誇る、足と歩行の機能を測定できる20以上の機器を備えた研究施設です。
本施設では「歩行」を支える足の筋肉と血管の機能を数値化でき、慢性疾患と歩行の関係性やフレイルの研究を行い日本の医療の発展と患者さんの健康(歩行)寿命延伸に貢献する目的で開設されました。
本研究の内容をご確認ください
ウェブ応募フォームからお問い合わせ・ご応募ください。ABI値が不明の場合でも、当センターで測定が可能です。医師に紹介された方はお気軽にお問い合わせください。お電話でも承っています。
研究の説明やABI検査を行います。
研究参加に同意を得られた方は、1日目の測定を行います。
応募の方は、当センターまでお問い合わせください。お問い合わせ方法は、ウェブ応募フォームから応募、またはお電話にてお問い合わせください。
ご応募いただいた方から順に、当センターのスタッフが折返しお電話させていただきます。参加条件を満たすかどうかが分からない方(ABI値が不明)は当センターで計測できますので、お気軽にお問い合わせください。
窓口・ 研究実施場所 |
日本フットケア・足病医学会 臨床研究センター |
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住所 | 〒150-0011 東京都渋谷区東2-16-9 4階 |
電話 |
03-6427-3066 受付時間:10時〜17時 月~金(平日のみ) |